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7月, 2019の投稿を表示しています

今と昔・・・加工の移り変わり

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今と昔・・・手彫りからNC切削へ 彫刻機と呼ばれる、昔ながらの手動で動かす機械 さて、 前回の焼印屋ブログ でご紹介した「焼印は原稿により仕上がりが違う」お話の続き。・・・の前に、今と昔の焼印加工方法の違いをご紹介しましょう。 ※ここからは私の偏見と独断ですので、業界全体の事ではないと一言添え、業界用語を使用せず噛砕いて説明していきます。 手彫りとイメージすると「ノミや彫刻刀で仏像を彫る(削る)」ような様をイメージする事があるのではないでしょうか?勿論、そうされている職人さん達も多く居るでしょうがそれはまた【違うお仕事/彫刻業の方達】のお話かな、と思います。焼印屋での手彫りの位置づけは上記写真の彫刻機にて「手動で」焼印を彫っていく事の意味合いとなります。 彫刻機ってなに? 一枚目の写真の右上の所に「原稿」を置く 家庭用のコンセントで動く金属彫刻加工機です。現在も現役で「焼印・刻印・ハンコ・ホットスタンプ印」など様々なものを彫刻可能です。昔はお金の原板なども彫っていたとか。家庭用コンセントで動くので、低コスト/場所を問わずでまさに最強(最恐)との呼び声は未だに健在です。さて、上記写真に赤いプレートが乗っていますが「数字」が確認出来ますでしょうか? なぞった数字に連動して彫刻機に再現される 数字を手動で機械になぞらせます。すると彫刻機の違う場所でなぞった数字が彫られます。説明が難しいですが・・・一言で表すと、原稿をセットして「手動で」なぞると原稿通りに彫刻されます。これが、機械彫り/手彫りと位置づけされています。 NC切削ってなに? 焼印のNC加工 ではNCとはなんぞや?となりますが、現在は多くの会社が取り入れているのではないでしょうか。NC=numerical control(数値制御)ですね。原稿(原板)をPC/数値で制御して「自動で精密に同じ仕上がりで」彫刻加工しようじゃないか!という加工です。彫刻機も職人の手際・癖などで仕上がり・作業時間が変わりますが、NCでも彫刻の知識がないと仕上がり・作業時間が異なります。どちらの加工方法もスキルレベルが大事なのは変わりません。 焼印屋ごあいさつ 今回は製造方法のご紹介でした。「なぜ原稿によって仕上がりが違うの?」のお話の前に今回のお話だったかは、現在の

彫り札屋「木札・喧嘩札とは?」のお話

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お祭り・行事で首から下げるペンダント シブヤ彫刻がある「東松山市」のお祭り(市の公式写真) お神輿がお好きな方や、お祭りにお出かけの方は一度は目にした事があるかもしれませんね。木札・喧嘩札と呼ばれる「名前や団体名が彫られたペンダント」です。お祭り好きには必須アイテムになっているのではないでしょうか? 木札・喧嘩札はなぜしているの? 時代を遡り、古くは「火消札」とも呼ばれていたそうです。江戸の火消職人さんが「自身の名前・所属先」を記した札を首から下げていたそう。現在のドックタグのようなモノに位置していたのだと思います。名乗る時間も惜しみ消火にあたる、名乗る前に喧嘩が始まる・・・そういった背景が現在の「喧嘩札」とも呼ばれる要因にもなっているのではないでしょうか。 忘れてはいけない、「お守り」 名前や所属先を記す事はもちろん、もう一つ「お守り」として願いや安全・厄除けとしての意味合いもありますね。火事から身を守るのは当然とし、代々伝わる家紋を入れてご先祖様を敬う気持ち、ご先祖様にお祭りの事故・安全を守ってもらうなど、自身の安全や行事ごとへの成功を祈願する縁起物でもありますね。 彫り札屋ごあいさつ 真鍮製の木札・喧嘩札(家紋や肩書も入れて製作) 木札とも言われるように「木製のペンダント」が主流でしたが、現在ではアクリル・ステンレス・シルバー・何かの牙・・・など素材は様々です。彫り札屋では金属彫刻業の技術を生かし、今までにない「真鍮製」の木札・喧嘩札をお作りさせていただいております。ご興味ございましたら、ご連絡お待ちしております。次回は「彫り札屋の喧嘩札」の詳細をご案内できたらと思います。 彫り札屋ホームページ: https://www.horifudaya.jp/ シブヤ彫刻フェイスブック: https://www.facebook.com/shibuyatyoukoku/ 彫り札屋 ブログ担当:なおき(埼玉県東松山市のお祭りは7/27~28です)

焼印の特徴とデザイン

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オリジナル焼印の特徴 焼印屋のオリジナル焼印は「お客様のデザインを焼印」として製作いたします。オリジナルデザインで製作出来ることはもちろんのことで、既製品には無い特徴もございます。少し堅苦しくなりますが、箇条書きにてご案内いたします。 焼印特徴 素材:真鍮製 コテ:直火・電気式を選択可能 彫りの深さ:2~4mm(押す素材・ご要望に合わせ変える事が可能) 彫りの深さ(別注・企業様向け):外壁・外面の斜面のカット。5mm以上の深さ彫り可能 サイズ(最大):60×60mm・70×70mm・130×20~40mmなど臨機応変に可能 製造方法:彫り出し彫刻(直彫り) 対応温度:~約800℃(約1000℃でも溶ける事は無いですが、様々な要因により非推奨) 焼印のデザイン(原稿) 焼印製作にあたりデザイン(原稿)が必要になります。対応可能なデザイン(原稿)は 手書き (文字やロゴなど):メールでお見積りの場合は写真・スキャンしたデータをお送り下さい。FAXでお見積りの場合は、FAX用紙にそのまま色濃くお書きください。 イラストレーター :アウトライン付きの白黒データでご入稿ください。拡張子は「.ai/.eps」にてお願いいたします。 画像 :白黒になっているもので、解像度の高いもの(最低でも300ピクセル)をメールにてお送りくださいませ。 ポスターや印刷物 :焼印は白黒での表現になりますので色付きのデザインは白黒に変換していただく事になります。白黒に変換した原稿をメール/FAXにてお送りくださいませ。 ワードやエクセル :PCでお好みのフォントで作った文字は文字化け防止の為「pdf」にしてメールでお送りくださいませ。 印影からの復元 :100%の復元は難しいですが、どの程度の印影かを当社にて判断させていただきます。印影を確認し「この程度なら復元可能」などアドバイスいたします。不可能な場合は、程度にもよりますが「同じような雰囲気でこのように原稿を作れます」との回答になる場合もございます。 文字のみ、原稿なし :文字のみの場合は、当社にて原稿をお作りいたします。縦書き/横書き・作りたい焼印サイズをお知らせ頂ければ、お見積り後にはなりますが製作サンプルをご提示し打ち合わせの上製作してまいります。 その他 :上記以外で

シブヤ彫刻の業務内容

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シブヤ彫刻とは? 金属微細彫刻加工を専門とする彫刻屋でございます。東京豊島区より始まり、現在は埼玉県東松山市にて【焼印】と【木札・喧嘩札】を専門に製造販売しております。時代とともに「手彫り→機械彫り→NCマシーン」へと変化し機器や工程は変わってまいりました。知識と技術も更に向上させ48年間金属彫刻を一筋で続けております。現在は代表であります父と息子にて「使いやすい・失敗しない焼印」・「シブヤ彫刻ならではの木札・喧嘩札のデザイン」を日々試行錯誤し製造しております。 焼印とは? どら焼きやお饅頭、木材などに押す「焼印」を製造しております。既製品のご用意はなく、お客様がお持ちのデザインをそのまま「焼印」としてお作りいたします。金属彫刻ならではの短納期ですので、お急ぎのお客様にもご対応可能です。当社は特急料金無し!お急ぎでもクオリティーは変わらずです。お見積りも無料!デザインを確認させていただき、「焼き潰れないか?」などアドバイスもいたします。サイズ価格ではなくお客様にあった適正価格をお知らせさせていただきます。 木札・喧嘩札とは? お祭りや行事などで首から下げられている「ペンダント」を製作しております。古くは火消札の名称で、名前や所属を記したお守りです。現在では木札・喧嘩札と呼ばれ、木材・アクリル・銀など素材は様々でございます。当社は金属彫刻の直彫り(彫り出し)の技術により真鍮製の木札・喧嘩札をお作りいたします。当社でしか作れない一品モノのオリジナル喧嘩札をお届けいたします。 ごあいさつ シブヤ彫刻のブログをお読みいただきありがとうございます。 当社は2つの販売サイトを運営しております。 オリジナル焼印専門店【焼印屋】 https://www.yakiinya.jp/ セミオーダー喧嘩札専門店【彫り札屋】 https://www.horifudaya.jp/ 今後は各ホームページではご紹介しきれない情報・使用方法・製造過程などをブログにて配信してまいります。 Ⓒシブヤ彫刻 ブログ担当:なおき(趣味:海で釣り)